芭蕉堂
黒谷橋は山紫水明の名勝地。『おくのほそ道』で有名な松尾芭蕉もこの場所からの風景を手を叩いて喜んだとされ、現在の黒谷橋の柱にも左記の言葉がしっかりと刻まれています。自然を愛した芭蕉は、ここでその真髄、自然の中に溶けこむようなイメージを感じたのかもしれません。
芭蕉と芭蕉を慕う俳人や地元の人たちが黒谷橋近くの岩の上で宴会を開きました。芭蕉堂は、黒谷橋を眺めるように静かに佇んでいます。明治43年全国の芭蕉ファンの俳人たちによって建てられ、木造の芭蕉像が安置されています芭蕉は山中温泉で9日に渡り滞在しました。後にも先にも、この旅でそれほど長く滞在した場所はありません。